公益社団法人北上青年会議所







理事長所信

 

2020年度理事長

はじめに

 この所信で最も伝えたいことは、北上青年会議所は多くの魅力が詰まっており、自分の向き合い方ひとつで魅力をいくらでも引き出すことが出来る組織です。地域を想う心の具現化、前向きな姿勢が作り出す共感、多業種ならではの様々な観点から生み出されるドラスティックな手法、拡がりを持った人と人との繋がり、魅力は数え切れないほどあります。その魅力の全ては、青年会議所の理想とする明るい豊かな社会の実現への理念をもとに、地域のために尽力した諸先輩方が積み上げてきた歴史そのものです。

 


学ぶ土壌が人をつくり、それらの人がまた土壌をつくる。
組織の価値観は、そんな好循環から生まれます。
               ピーター・ドラッカー


 この言葉は「現代経営学」「マネジメント」の発明者とも言われる経営学者ピーター・ドラッカーの言葉です。
 2009年、私は北上青年会議所に入会し、活動を通して多くの人の意志に触れて今日(こんにち)まで歩ませていただきました。私が惹かれた北上青年会議所の魅力とはなにか、根幹を考えるとメンバーの前向きな姿勢や思考、個性があります。行動力に長けている方、思考や思慮が深い方、気持ちが強い方、様々な人の魅力が集まって我々は一つの組織として活動しています。青年会議所は単年度の役職を通して学びを得ますが、学びとなる部分に他業種のリーダーとなる者の経営感や価値観、組織運用を間近で体感できることが挙げられます。自分自身、諸先輩方から事業へ向かう姿勢や考え方など、影響を受けた所も多くあります。人から人への意志の循環、それこそが北上青年会議所であり、我々も組織から人、人から地域へ、意志を伝播(でんぱ)していかなければなりません。周囲への伝播(でんぱ)は小さな意識変革を生み、その積み重ねが自分に関わる組織や家庭により良い変化をもたらします。ただ、最初から全てが良い方向に行くことが少ないのも現実です。

 青年会議所では、問題と向き合い、解決へ導く経験が積めます。人への伝え方、人との付き合い方、役職との向き合い方に関して、おそらく悩むことも多々あるかと思います。これらは一朝一夕で解決出来るものではなく、少しずつ毎日積み上げていくものです。まずは、我々が同じ目標に向かって多くのことを話し、受け入れ、認め合うところまでとことん議論していきましょう。それがきっとお互いの成長、送り出していただいた企業の力、支えてくれる家族の力となり、それぞれが描くより良い地域の未来へ繋がります。

 


公益法人として新たな生活様式に則した運動

 2020年初頭に発生した新型コロナウイルスによる感染拡大は、世界各国を始め日本、更には我々の住まうきたかみにも日常生活へ多大な影響を与えました。家庭での過ごし方から働き方、地域の経済問題まで拡がった新型コロナウイルスの影響は、今まで当然とされてきた生活様式を一変させ、青年会議所においても同様に、以前より事業を行う上で社会的責任を持った判断が求められる様になりました。そんな中、地域に住まう青年経済人として、公益法人として我々はどうあるべきなのでしょうか。
 新型コロナウイルスの影響で、多くの団体は人が集まる事業を展開しにくい状況となっている中、コロナ禍における問題は、世界における共通の社会問題と捉えます。我々北上青年会議所もその問題を背景に、運動を展開しなくてはなりません。しかしながら、青年会議所の本質は、市民意識変革運動が基本としてあります。したがって我々は、どの様な問題であっても、社会を形成する、地域に住まう人々を意識し運動する必要があります。
 コロナ禍では、事業の開催方法や参加者への伝え方は、社会情勢に応じて変化を求められます。本年は、地域に根ざすみんなのためとなる公益法人として、コロナ禍でも機能し得る可能性を模索し、運動へと繋げてまいります。従来行ってきた直接参加者を集めての事業構築方法に加えて、WEBを用いての中長期的な運動方法も視野に入れ、柔軟に運動を展開してまいります。
 新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う新しい生活様式では、リモートワークやWEB会議といった、距離を確保する方法が主流になりました。以前の生活ではあり得なかったソーシャルディスタンスの確保、それに伴う経済活動の減少などマイナス面が目立つ中、見方を変えれば前向きに捉えることができる事も多くあります。特にも日常生活の検温や予防意識などの徹底した衛生管理、今世界の意識が一つの方向に向かっている側面もあります。人と会える喜びや、やりたいことを存分にやれる環境、今まで当たり前だったことへ改めて感謝の気持ちを抱くキッカケにも繋がり、新しい生活様式によって以前にはなかった意識の変化が確実に起きています。
 このような時代においては、青年会議所として掲げている、明るい豊かな社会の実現への心がより価値がある時代となります。ポジティブなメンタルが家庭や会社の安心感を作り、その安心を地域へ拡がる好循環へ促すことが今の地域には必要です。
 家族や会社、地域の明るい未来へ向けて一人ひとりが自らで考え、より前向きな思考が生み出す好循環から未来を描くことが、我々青年会議所に求められることではないでしょうか。こんな時だからこそ、新型コロナウイルスに左右されることのない柔軟な発想から、地域のより良い未来に繋げてまいります。


 

自由な視座(しざ)に基づくアグレッシブな広報と、その根幹を成す組織内連携

 我々は、多業種の団体であると同時に、在籍年数や年齢によって様々な視座をもちます。視座とは物事を認識する立場であり、視座が変われば物事の見方は大きく異なります。同じものを見ても、例えば委員長から見た時の認識と、事業に参加する親が見る認識、子どもから見る認識はまるで違うでしょう。
 青年会議所では、地域に根ざす団体として対象者をより意識した広報が必要になります。情報化社会が進む中、情報の伝え方で受け手の共感の仕方は変わり、対象者の興味を惹く工夫から、ワクワクさせるような広報は、青年会議所における広報運動へと繋がります。一人ひとりがスマートフォンやタブレットを持つ時代となった今、広報における拡がりの可能性は未知数です。
 また、今多くの団体で取り入れているSustainable Development Goals、通称「SDGs」と呼ばれる国際的な社会の共通目標を我々自身意識する必要があります。SDGsは国や政府、企業だけが意識すべき目標ではなく、我々一人ひとりにも密接に関わっている目標です。我々の身近な活動が実は国際的な社会問題の解決へ繋がっているとしたら、少し視野が広くなり、また違った視座も生まれます。本年度は、対象者それぞれの立場を捉え、自由な視座から受け手をワクワクさせるアグレッシブな広報を行ってまいります。
 広報を生み出す根幹として重要になるのが、組織内連携です。例えると、受付は対外への窓口として役割がある一方、メンバー一人ひとりの出席に関する情報がそこには集約され、集約された情報を連携共有し、活かすことで、全体の出席率を上げることに繋がります。連携はコミュニケーションであり、積み重ねることで組織内連携となります。こういった一連の連携が整うことで、なぜ事業が生まれたのか、どの様な思いがあるか、事業の魅力を組織で理解することへ繋がり、より正確な広報となります。昨今、新型コロナウイルス感染防止対策も、組織として取り組むことが必要であり、事業に参加する方々の安心を作ることが求められます。事業に参加すること自体に不安を抱える方も少なくない中、窓口で安心を作ることで、事業へ参加する気持ちが変わってきます。業務的な役割を運動として捉え、人の心を打つ動きのある総務こそが、北上青年会議所のより良い組織内連携となり、前向きな心の循環をつくります。本年度は、組織内連携がもたらす心の循環を持った総務と、自由な視座から生み出されるアグレッシブな広報からなる総務広報運動を展開してまいります。


 

メンバーの持つエネルギー循環を組織の拡がりへ

 北上青年会議所の魅力を考えた時、私は在籍するメンバーの魅力を第一にあげます。私も入会した時、青年会議所の活動に関しては何も分からず入会しました。分からない中でも、先輩方の活動する姿や、地域の未来を話す表情を目(ま)の当たりにすることで、当時の自分に足りないものが見え、ここから学べるものが多くある、この人達となにか一緒にやってみたいと感じたからこそ当時の私は入会を決意しました。
 我々は青年会議所メンバーであると同時に、地域に住まう一人の青年経済人として人との繋がりを拡げております。地域に住まう青年経済人は一人ひとり異なる価値観や考え方を持ち、若い力を取り入れる必要があります。なぜなら、我々が志を同じく属している北上青年会議所は、人との繋がりが多いほどお互いの学びを生み、考え方や行動の幅を拡げる好循環を促せる組織であるからです。
 しかしながら、現在全国的な青年会議所の会員減少が続き、北上青年会議所においても同様に会員減少が進んでおります。各年度において、魅力あるリーダーの導きから、一時的な会員数の上昇はあるものの、継続的な拡大には至っておりません。現在行っている会員拡大方法を見直さない限り、我々の組織も全国の青年会議所と同様に、継続的な会員減少を止める事は難しい状況です。諸先輩方が紡いできた北上青年会議所は、時代に沿った運動から拡大に繋げ、確かな道筋を築いてきました。我々青年会議所が持つ人との繋がりは、横の繋がりのみならず、諸先輩をはじめとする、縦の繋がりも色濃くあります。我々も今まで培ってきた拡大方法を土台に、時代に沿った拡大方法を構築し、組織全体でこの問題に向き合わなくてはなりません。我々が、諸先輩方や今活躍しているメンバーへ魅力を感じ入会した様に、我々自身が魅力ある存在であり、拡がりを持つ存在である必要があります。
 本年度は、今日(こんにち)まで諸先輩方が築いてきた土台に加え、我々全員が組織的に拡大に関われる方法を構築し、一丸となった拡大を取り組んでまいります。組織的な取り組みに加え、我々自身が北上青年会議所メンバーである自覚を持ち、外から見る組織の魅力として、前向きに、貪欲に我々自身を知ってもらう運動を展開していきましょう。人と人との繋がりは無限の可能性があり、新たな仲間との出会いはお互いの学びや可能性を拡げます。40歳で卒業を迎える組織だからこそ、限られた時間を仲間とともに、入ってよかったと思える、家庭や会社にとっても好影響に繋がる組織を構築してまいります。
 より多くの青年経済人との出会いが、より多くのメンバーの可能性を拡げ、その拡がりを組織の力としていきます。



 

まちのHEROが生み出す未来への活力循環

 我々の住み暮らすきたかみは、より良い未来への願いをもった先人による行動の上に成り立っております。北上青年会議所に脈々と受け継がれる「まちづくりはひとづくり」の精神を基に、地域に住まう方々と時代に沿った運動を展開し、まちの成長へ寄与してまいりました。ひとづくりは一朝一夕(いっちょういっせき)で出来るものではありません。我々が地域に住まう市民として、青年会議所メンバーとして、周囲へ共感を呼び起こすアクションを続けていくことではじめて実現出来るものです。この精神から2019年度八重樫利久理事長のもと3年継続事業として立ち上がった市民参画型人材育成事業WAKE UP HEROESでは「someday we can change the world~俺たちはいつか地域を変えられる~」を基本理念に掲げ、市民とともに根拠に基づいたビジョンの構築から行動を開始しました。まちづくりで活躍する市民一人ひとりはHEROであり、刺激と学びの繰り返しから意識変革を呼び起こすことで、一人ひとりが持つ可能性の拡がりがまちの発展へと繋がります。HERO、この言葉を2019年度事業で初めて見た時私はワクワクしました。当時は自分が憧れるHERO像に少しでも近づけるのではないかと夢と期待を抱いたのを今でも覚えております。その気持ちを胸に2020年度ではWAKE UP HEROES2年目の担当副理事長として「面白いことなんかやってみたくね?」を念頭に、我々がこれから進むことへの気持ちを一つに、率先して市民の興味や関心を呼び起こす運動を行ってまいりました。
 また、2021年は展勝地開園100周年記念にあたる年となります。陣ヶ丘(じんがおか)から見える壮大な景色を誇る桜(さくら)並木(なみき)は、地域に生きた人々が残した願いであり、その精神は今も多くのまちづくり団体へ受け継がれております。先人たちが未来に描いた想像は今をつくり、我々もまた明るい未来を次代へと繋いでいかなければなりません。本年は、歴史ある展勝地を舞台に、老若(ろうにゃく)男女(なんにょ)全ての人のきたかみへの意志、まちづくり団体のきたかみへの意志を集約した、未来に希望を持てる事業、そして検証を市民とともに行ってまいります。
 私にとってHEROは憧れを内包したイメージです。みんなの考えるHERO像はどうでしょうか。おそらく憧れるイメージではないでしょうか。だからこそ、WAKE UP HEROESでは、我々全体で取り組むHEROと、自身の中にあるHEROを実践することが多くの関心を惹きつける重要な要素になります。我々の住み暮らすきたかみには、地域を想い自ら行動を重ねているまだ見ぬHERO、想いは持ちながらも行動へと踏み出せてない、HEROとなりうる人材は多くいます。我々は、同志となりうる人とともに、未来のきたかみをつくる活力に繋がる存在としてWAKE UP HEROESを自ら実践してまいります。その実践こそが、きたかみとの関わりと興味を生み、興味から関心へ繋がり、新たな自分の可能性の拡がりと意識変革がまちづくりの一歩となり、未来のきたかみをつくる活力循環を生みます。
 someday we can change the world、俺たちはいつか地域を変えられる様、自分が情熱を感じること、ワクワクすることを毎瞬(まいしゅん)毎(まい)瞬(しゅん)ベストを尽くして行動してまいります。

 

 

子どもを本気にさせる、きたかみプロモーション

 我々北上青年会議所は、地域愛を醸成する青少年育成事業を長年に渡り行っており、地域愛を育むキッカケ作りから、今日(こんにち)のきたかみを支える人を育んでまいりました。地域が活性化していることはどういうことか。地域に愛着を感じ、住み続けたい、ここで学び働きたい、一度まちから離れたとしてもいつかは戻ってきたいと思うひとがたくさんいることです。その様な愛着溢れるひとがたくさんいる地域は、いきいきとしたエネルギーで溢れており、遊びに行ってみたい、暮らしてみたいと感じることができ、地域愛の循環が生まれます。
 私たちはテレビやインターネットで、他地域の情報に触れる時、そのほとんどが初耳であるケースが多いです。なぜ初耳の情報が多いかというと、地域でみられる生活から生まれた文化が、地元の人々にとってはごく当たり前のものであるからです。我々の暮らす地域にも、まだ気づけていない地元の文化は多くあります。そのため、これまで発信されることが少なかった地域の魅力や、面白さを知ることは、自らの地域への愛着へ繋がります。
 我々の住む北上市は1991年4月1日、旧北上市、旧和賀町、旧江釣子村が合併して誕生しております。広大な地域きたかみには、まだ知られていない魅力的な郷土文化や地域資源が数多く存在します。郷土文化とは地元に根ざす文化であり、歴史ある場所や地元住民が親しんできた名産、遊びなど、古くから地元住民の心を寄せる文化です。
 しかし現在では、各家庭環境への情報化が進んでいることに加え、また新型コロナウイルスの感染拡大防止における自粛から、郷土文化に触れる機会が減少しております。地域愛は、地域に愛着ある人と関わることや、郷土文化を実際に触れることで、少しずつ醸成されるものです。知ることよりも見る、見ることよりも経験することが、地域愛の醸成を加速させる要因となります。特に、個の人格形成に影響が強い子どもの時に出会った経験は、大人になっても残っているケースが多く、自らにとってかけがえのない経験となります。
 そんな心に残っている経験を伝える時、思いや意志も伝わるのではないでしょうか。我々も、先人たちの思いのこもった郷土文化をともに学び、次世代の子どもへ繋いでいかなくてはなりません。我々が住む地域をさらに好きなることが、地域へ愛着を持つことに繋がり、郷土愛を育むサイクルへ繋がります。そうした郷土愛を内包した子どもは、自然ときたかみを伝えるプロモーションを行います。
 同じ郷土を愛する気持ちに年齢は関係ありません。子どもがワクワクすることは、さらに同じ目線の子どもへワクワク感を誘います。本年は、郷土愛をもった子どもたちが、さらに多くの子どもたちへとワクワク感と楽しさを伝える、拡がりのある青少年育成を行ってまいります。


 

鬼っジョブ~北上おしごとパーク~をさらなる進化へ

  「鬼っジョブ~北上おしごとパーク~」(以下「鬼っジョブ」)は2013年に北上青年会議所の50周年記念事業として開催され、昨年までに7回開催されました。鬼っジョブは現在北上青年会議所とタウンラボ・きたかみの共催として協力体制を確立し、事業に臨んでおります。年を重ねるごとに我々北上青年会議所とタウンラボ・きたかみの方々の連携は高くなっており、鬼っジョブも企画・立案・構築・運営にとどまらず検証を行うことで進化をしております。事業の完成度や、地域への貢献が評価され、内閣府より内閣府特命担当大臣の「子供と家族・若者応援団表彰(子供・若者育成支援部門)」に選ばれ表彰されるような、国からも認められる事業となりました。昨年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止の為、従来の事業形式では行えなかったものの、WEBを用いた「鬼っジョブ~北上おしごとチャンネル~」では、従来あった人数的な枠や、時間的な枠、さらには場所に限定されない事業として新たな可能性を開きました。

 本年は、タウンラボ・きたかみの行うまちづくりの方向性を理解しつつ、共に地域の発展へ繋がる鬼っジョブの共催団体として、鬼っジョブ連携特別室を設けることにより、タウンラボ・きたかみと更なる連携を図り、共に鬼っジョブのもつ可能性を拡げてまいります。

 時代に合わせた鬼っジョブが更なる進化を遂げ、鬼っジョブを経験し成長した子どもが未来の地域を支える「地域のたから」となるよう我々も連携を図り事業を展開してまいります。


 

人と組織の可能性を拡げる出向とその先の未来

 「明るい豊かな社会の実現」綱領にもあるこの言葉は、青年会議所の理想としてより良い社会をめざし、地域の課題解決に積極的に取り組んでいます。では、明るい豊かな社会とは、どのような世界観なのでしょうか。答えとして、メンバーそれぞれが違う世界観になると思います。日本青年会議所の会頭、各ブロック協議会の会長、各地青年会議所の理事長を筆頭に、時代に応じた運動を展開しております。
 出向は、各地域における情熱あふれるリーダー達と触れる機会であり、同時に岩手や東北を舞台としたLOMでは経験できない広範囲における事業展開や、土地を生かした手法、多くの出向者との繋がりは必ず自身を成長へ導きます。出向先ならではの手法や考え方を身につけたメンバーは、北上青年会議所に新たな風と勢いをもたらします。
 本年は、北上青年会議所から岩手ブロック協議会会長として八重樫利久君をはじめ、多くの出向者を輩出します。北上青年会議所においても、仲間として出向者をメンバー全員で支援いたします。一人ひとりが出来る範囲で構いません、直接事業に参加する、準備を手伝う、応援の声を届ける、そんな行動が出向者の気持ちを加速させる支援へと繋がります。未来には何があるのか、岩手を超えた拡がりの先には、東北の意志が結集される東北青年フォーラムがあります。東北青年フォーラム開催は青年会議所メンバーの力だけでなく、地域が持つ力が原動力となってはじめて可能になります。
 東北青年フォーラムは諸先輩方が築いた地域を基に、我々が行う運動を最大限発揮し、まちの発展に繋げる好機となります。東北を舞台とした運動を自らの地域の発展に繋がるよう、LOMを楽しみ、出向を楽しんでいきましょう。
 冒頭述べた通り、青年会議所の可能性は自分の向き合い方ひとつでいくらでも変わります。きたかみの枠に留まらず、自らの可能性をさらに拡げてまいりましょう。

新しい自分の可能性

 我々が、この地域に生まれてから今日(こんにち)まで、家族や企業、仲間との繋がりや、多くの支えがあって成り立っております。青年会議所という組織においても同様、我々の行動の先には全て「みんなのため」にならなければ、地域に根ざす公益団体として未来へ繋がりません。今、この時を大切にし、前向きな行動を自ら決めることが、周囲の小さな意識変革を生むきっかけとなります。

重要なことは、未来において何が起こるかではない。いかなる未来を今日の思考と行動に織り込むか、どこまで先を見るか、それらのことをいかに今日の意思決定に反映させるかである。
               ピーター・ドラッカー


 未来は予測できません、だから面白いのです。自分の持つエネルギーをワクワクすること、地域のためみんなのために、意志をもって決めていきましょう。
 その意志の連鎖と循環が、新しい自分の可能性、そして輝く未来へ繋がります。